クラフトテープ製品群において紙芯の厚み・重さを半減

〜製造時のCO2や使用済み製品の廃棄物を削減するエコロジー商品〜

積水化学工業株式会社(代表取締役社長:根岸 修史、以下当社)の高機能プラスチックスカンパニー(プレジデント:松永 隆善)は、環境に配慮し、厚みと質量を半分にした「エコ紙芯」を、7月下旬よりクラフトテープ全製品に展開します。

これにより製造時のCO2排出量を抑制するとともに、お客様の廃棄物削減に貢献します。本製品では、紙芯を薄くしたことによって使用後に容易につぶすことが可能となり、廃棄物の容積を大幅に減らすことができます。

1.開発の背景

当社では、1950年に「セキスイセロテープ®」の製造を開始して以来、家庭用から業務用まで幅広く使用される包装テープ事業を展開してきました。

1963年に製造を開始したクラフトテープの分野では、これまでも古紙の配合品や、糊の無溶剤化など環境に配慮した物づくりを進めてきました。一方で、従来の紙芯は手でつぶすことが困難であったため、重量以上にかさばり、廃棄物の容量を増やす要因となっており、大量にご使用いただく場合は処理に悩む声も寄せられていました。

そこで、使用後に残る紙芯の厚みを減らすことで、資源の節約や廃棄時のCO2排出抑制を目的に、テープ紙芯の薄型化に着手しました。

2.「エコ紙芯」について(製品概要)

「エコ紙芯」は、環境資源節約とゴミそのものを減らすことを目的としたものです。独自の生産技術により、紙芯の厚みを半分にしながらも、輸送時や保管時に形態を保持します。また、従来と同様に機械貼りにも使用することができます。

この紙芯は、手で容易につぶして捨てることができるため、廃棄物の減量・減容に効果があります。


【ご参考:1】「クラフトテープNO.500」における比較

  50m巻タイプ 500m巻タイプ ※
紙芯 単位 エコ紙芯 従来紙芯 エコ紙芯 従来紙芯
厚み mm 1 2 2 4
重量 11 22 22 50
※機械貼り用途

 

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